1.月煌ノ剣

風鳴翼(水樹奈々)
作詞:上松範康(Elements Garden)
作曲:藤間仁(Elements Garden)

(諸行無常 Ya, Ya-ha-ye 是生滅走)
(生滅滅已 Ya, Ya-ha-ye 寂滅為楽)
(アメノハバキリYae- Ya-ha-ye-ie)

一つ目の太刀 稲光より 最速なる風の如く

二つめの太刀 無の境地なれば 林の如し

百鬼夜行を恐るるは
己が未熟の水鏡
我がやらずて誰がやる
目覚めよ…蒼き破邪なる無双

幾千、幾万、幾億の命
すべてを握りしめ振り翳す
その背も凍りつく断破の一閃
散る覚悟はあるか?

今宵の夜空は刃の切っ先と
よく似た三日月が香(かぐわ)しい
伊座、尋常に…我がつるぎの火に
消え果てよ

三つめの太刀 怒りの焔(ほのお) 永久に消えぬ烈火の如く

四つめの太刀 動じぬこヽろは 御山の如し

二度と泣かぬと決めたのだ
流すものは血潮でいい
防人の歌は 風林火山
念仏はもう唱え終わったか…?

笑止千万な戯(ざ)れ言と共に
木っ端微塵(こっぱみじん)に懺悔(ざんげ)なさい
せめて最後は武士(もののふ)と生きて
美しく地獄へ

逆に問わせなさい 貴殿の胸には
譲れない「何か」は在るのか?
伊座、尋常に…涅槃(ねはん)の旅に
浄化せよ

諸行…無常…

幾千、幾万、幾億の命
すべてを握りしめ振り翳す
その背も凍りつく断破の一閃
散る覚悟はあるか?

今宵の夜空は刃の切っ先と
よく似た三日月が香(かぐわ)しい
伊座、尋常に…風(かぜ)鳴る翼
さあ往かん


2.恋の桶狭間

風鳴翼(水樹奈々)
作詞:上松範康(Elements Garden)
作曲:上松範康(Elements Garden)

唇に なんてことするの?
罪の味 教えたの あなた悪い人

でもそうね もしも裏切れば
切り刻みます 恨みの刃で

恋と愛の桶狭間
ツンとしたい お年頃ね
小指噛んだ 宵桜
お許しください 嫉妬は 乙女の花火

破廉恥よ こんな好きにして
潤む目に 天井が 暮夜けて切ない

想い出は 落涙に変えて
羅刹と逆鱗 味わい逝きなさい

恋と愛は本能寺
交じり燃えて 塵となるの
軋む唄は どうでした…?
尾張にしましょう さよなら 愛しきあなた

炎がまるで鳥のよう
極まる愛が翔てゆく

泣いてなんかいませんと
強がる声を一閃に

恋は爛々(らんらん)桶狭間
握った刃どうしましょう…?

愛は茫々(ぼうぼう)本能寺
握った剣…どうしましょう…?

蕾だった あの日々よ
風に揺れた 恋の花よ
ひらりはらり 散る春よ
傷痕残し 季節は過ぎゆく

恋と愛の桶狭間
ラララ ラララ ララララララ
恋と愛の桶狭間
ラララ ラララ ララララララ